出版社内容情報
会話のやりとりを通して自分が抱える問題と向き合い、患者が自らの治療者になる。それが、うつ病やパニック障害の治療法として注目される、認知療法です。本書では、日本人精神外科医・ドクトルKの物語として、治療のやりとりを取り上げながら、認知療法の世界の扉を開きます。
内容説明
「私はダメだ」「どうせ私は幸せになれない」と苦しむ人に、問いかけます。「なにがあなたを悲しくさせるのですか?」「あなたと同じ立場で苦しんでいる人がいたら、どんなことを言ってあげますか?」―会話のやりとりから自分が抱える問題と向き合う。自分の物事の受け止め方のパターンを自覚し、現実との隔たりを修正する。それが、うつ病など精神疾患の治療法として注目される認知療法です。本書では精神科医・ドクトルKの物語として、その扉を開きます。
目次
序章 旅立ち
第1章 出会い(ドクトル・ベック;『思考とうつ病』;スキーマと自動思考)
第2章 うつと不安を超えて(うつ病;パニック障害;強迫;社会恐怖)
第3章 拡がりゆく世(コカインからの帰還;愛がすべてか?;スキーマの鉱脈)
終章 星々へ
著者等紹介
井上和臣[イノウエカズオミ]
1952年徳島県生まれ。1977年京都府立医科大学卒業。1980年京都府立医科大学精神医学教室助手、1986年同講師、1988年ペンシルベニア大学認知療法センター留学、1989年京都府立精神保健総合センター所長、1990年鳴門教育大学学校教育学部助教授、1998年同教授。1983年医学博士(京都府立医科大学)。日本認知療法学会幹事(事務局長)。専門は精神医学、認知療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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芽依*
calaf
くらげ@
くろまによん
すずめ