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岩波科学ライブラリー
認知療法の世界へようこそ―うつ・不安をめぐるドクトルKの冒険

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074742
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0311

出版社内容情報

会話のやりとりを通して自分が抱える問題と向き合い、患者が自らの治療者になる。それが、うつ病やパニック障害の治療法として注目される、認知療法です。本書では、日本人精神外科医・ドクトルKの物語として、治療のやりとりを取り上げながら、認知療法の世界の扉を開きます。

内容説明

「私はダメだ」「どうせ私は幸せになれない」と苦しむ人に、問いかけます。「なにがあなたを悲しくさせるのですか?」「あなたと同じ立場で苦しんでいる人がいたら、どんなことを言ってあげますか?」―会話のやりとりから自分が抱える問題と向き合う。自分の物事の受け止め方のパターンを自覚し、現実との隔たりを修正する。それが、うつ病など精神疾患の治療法として注目される認知療法です。本書では精神科医・ドクトルKの物語として、その扉を開きます。

目次

序章 旅立ち
第1章 出会い(ドクトル・ベック;『思考とうつ病』;スキーマと自動思考)
第2章 うつと不安を超えて(うつ病;パニック障害;強迫;社会恐怖)
第3章 拡がりゆく世(コカインからの帰還;愛がすべてか?;スキーマの鉱脈)
終章 星々へ

著者等紹介

井上和臣[イノウエカズオミ]
1952年徳島県生まれ。1977年京都府立医科大学卒業。1980年京都府立医科大学精神医学教室助手、1986年同講師、1988年ペンシルベニア大学認知療法センター留学、1989年京都府立精神保健総合センター所長、1990年鳴門教育大学学校教育学部助教授、1998年同教授。1983年医学博士(京都府立医科大学)。日本認知療法学会幹事(事務局長)。専門は精神医学、認知療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芽依*

9
考え方の癖や物事の捉え方の歪みを治すのに、以前にもこの認知療法の類いの本は読んでいましたが改めて借りました。 読みづらく何も学べる事はありませんでした。 パニック障害の所では何年経っても治療者は少なく理解も浅いと思わざるをえない。発作が出そうな時や場所の感情や動作をよく観察して、何も起こらなかったと確認していく事で一つ一つクリア?…なんて皆が出来たら患者はいないし脳はそう単純じゃない。完治した人もいるでしょうが。私の経験上リスクもあり、ある程度病状が緩やかな時にやらないと悪くもなる。2019/03/21

calaf

8
自分の思考を記録し、その記録を客観的に眺めることで、他の人の思考方法との違いを客観的に明確にし、その認識を変更する事で精神疾患を治癒しようというのが認知療法のようです。通常の親子の間では常に行われている事という気がしないでもありません。それだけ、自然な方法という気もします。2013/01/03

くらげ@

7
(☆☆☆)認知療法を勉強しに留学しているドクトルKを通して、認知療法とはどういったものかが物語風に書かれている一冊。患者側ではなく、治療者候補生視点というのは、新しい気がする。2014/01/11

くろまによん

6
物語形式というのはイマイチだった。内容が良かっただけに、見せ方をしっかりしてほしいところ。2014/06/15

すずめ

1
読みやすいけど内容薄すぎて笑った2020/09/03

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