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岩波科学ライブラリー
ゲノム進化の読解法

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  • サイズ B6判/ページ数 106p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000074568
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C0045

内容説明

とても食べられそうにない雑草が突然、豊に実るトウモロコシに。世界中にはびこる殺虫剤耐性のショウジョウバエはたった一度の突然変異で生まれた。ATGCの四種の塩基の配列から生命進化の驚くべき事実が明らかになる。ゲノム解析で蓄積された膨大なデータを活用し、生命の謎に迫る巧みな手法を紹介する。進化の履歴を刻み込んだゲノムがいま静かに語り出す。

目次

1 極限状態に置かれた生命のストラテジー
2 集団の遺伝的多様性と人間社会
3 ゲノムは時を旅してきた
4 遺伝子を失うことの意味、得ることの意味
5 蓄積するゲノムデータが生命の見方を変える

著者等紹介

岸野洋久[キシノヒロヒサ]
1955年山口市生まれ。東京大学大学院数理科学研究科修士課程修了。理学博士(九州大学)。文部省統計数理研究所助手、東京大学海洋研究所助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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calaf

8
なるほど、偶然発生する遺伝子の突然変異をタイマーとして使うのか...確かにこれは、データが集まってくればくるほど精度も上がり、理解も深まりそうだ...2012/08/23

ハナちゃんと一緒

0
最新の分子進化学の解説である.ゲノム解析が普通に出来るようになって、初めて解るようになったことを解りやすく解説してくれる.HIV(エイズ)がいつ人に感染したのか?人為説の真偽は?これだけでも十分面白いのに、穀物の誕生の秘密、クジラの起源、病原体とヒトの密接な関係など話題は豊富.そしていつの間にか、最後には生物の多様性に対する敬意を著者と共有しているのである.2013/07/26

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