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岩波科学ライブラリー
新鉱物発見物語

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074551
  • NDC分類 459
  • Cコード C0344

内容説明

「新鉱物」の発見という世界初への挑戦には、それを支える多くの人や石との出会いがあり、また失敗やフィールドでのハプニングなどのさまざまなドラマがある。長年にわたって実際にフィールドを歩いて調査してきた著者が、新鉱物の発見にまつわる物語や三宅島噴火などを紹介して石から見た自然観を語る。カラー口絵付。

目次

1 地球からの贈り物たち(不思議がつまった石たち―地面の石に目を向けよう新しいものを求めて探検することはおもしろい!)
2 どんな石が新鉱物?(青い翡翠?!―糸魚川石;二〇世紀最後の元素鉱物―パラ輝砒鉱 ほか)
3 新鉱物、命名にも一工夫(意外と少ない県名のついた鉱物―岡山石;アマチュア鉱物研究家が鉱物名に―長島石 ほか)
4 新発見には物語がつきもの(ちょっとした違いに目を向ける―磐城鉱;二つの故郷を持つ石―種山石 ほか)
5 石は地球そのもの(地球を形作る石たち―鉱物から見た自然観;噴火は地球の脈動)

著者等紹介

松原聰[マツバラサトシ]
1946年愛知県生まれ。1969年、京都大学理学部地質学鉱物学科卒業。1971年、京都大学大学院博士課程中退後、国立科学博物館地学研究部に勤務。現在、国立科学博物館地学研究部長。理学博士。専門は、鉱物科学全般。特に、野外鉱物学、記載鉱物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

9
実は新種だった青翡翠の「糸魚川石」、ダムの底から見つかった「東京石」、新鉱物に秘められた研究者たちの隠れた努力が綴られる。「木村石」「鈴木石」「飯森石」「木下雲母」「渡辺鉱」…新鉱物の名前には日本人の名前が結構あるのだ。ネーミングライツは小惑星発見より、新鉱物発見の方が近道かも。2015/03/26

calaf

8
日本で発見された鉱物は、約90種類らしい...世界中では4000種類ほど発見されているみたいなので、多いのか少ないのか...2012/08/30

takao

3
ふむ2022/08/21

はにゅ

0
新鉱物として登録されるのはどういった手続きを取るのか、日本の最近の事例について熱く語ってて好きです。発見済みの鉱物と何が違うのか、当たりをつけてそれを検証する測定を行っていくのですね。2015/01/21

キスイ

0
学術的な話という感じでなく著者が長年行ってきたフィールドワークの回顧録のような一冊。新しい鉱物って意外と見つかるものなのね。2012/11/08

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