岩波科学ライブラリー
ウイルスと人間

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  • サイズ B6判/ページ数 116p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074445
  • NDC分類 491.77
  • Cコード C0345

内容説明

人間の生活パターンの変化に伴い、SARS、鳥インフルエンザなど新種のウイルスが脅威になってきている。ウイルスとはどのようなものか、進化の過程で、人とウイルスはどのように関わり、戦ってきたのか。ニパウイルス、サル痘など今感染のおそれがあるエマージングウイルスの脅威と、それにいかに対処し共存していくのか、第一人者が語る。

目次

1 ウイルスの歴史は長く、人間の歴史は短い
2 進化の推進力となったウイルス
3 ウイルスはどのような「システム」か
4 ウイルスと生体のせめぎ合い
5 ウイルスに対抗する手段
6 現代社会が招くエマージングウイルス
7 エマージングウイルスの時代をどう生きるか
8 人間とウイルスの関係を考える

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年生まれ。北里研究所、国立予防衛生研究所、東京大学医科学研究所教授を経て、日本生物科学研究所主任研究員。東京大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

8
人との関わりを中心にした、ウイルスの解説書。この本は2005年発行...という事で、最近、もっと最新情報を含んだ本が発行されています。(『ウイルスと地球生命』岩波科学ライブラリー192)今から読むなら、そちらの方が良い気がします。2013/09/13

まいける

2
ウィルスのこと全然知らなかった。知っているフリしてました。正しく恐れるため備えておきたい必要なこと。2020/05/04

Yuuji Hayashida

0
「ウィルスは生物の細胞に寄生する生命体である」。2016/06/09

ばりさん

0
この本ではウィルスの感染症としての危険な側面と、生物とウィルスがどう付き合ってきたかという進化的な側面の二つの切り口からウィルスの実体に迫ります。感染症や病気としてのイメージが強いウィルスですが、実は宿主を殺してしまうことはウィルスにとってもメリットにはならない。ウィルスの生き残り戦略としてもっとも理想的な方法は、宿主と温和に共生(=病原性を発生させずに潜伏し続ける状態)することである。特に、ゲノムに組み込まれ、個体に新たな効果を生み出すと言う観点は斬新でした。短くまとまった本でした2012/10/10

sonophilia

0
ウイルスと生物との関わりについて,再考を迫る1冊でした.2008/06/19

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