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岩波科学ライブラリー
新・免疫の不思議

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  • サイズ B6判/ページ数 107p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000065979
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C0345

出版社内容情報

アレルギーやがんが治る日も近い! 地球上にないものにでも反応できる免疫系の不思議な力とは.自己・非自己の区別は常識とはちがう? アレルギーやがんの免疫療法など最新の話題までを,豊富なエピソードとともに語る.

内容説明

アレルギーやがんが治る日も近い!地球上に存在しないもの、一億年後の未来に現われるようなもの、損な外敵にも対応できる免疫系の不思議な力。しかもその想像を絶する免疫系の多様性は制御され、一つのシステムとして小宇宙を成している。免疫系が行っている自己・非自己の区別は、私たちがふつうに考えているものとはどう違うのか。多様性はどのようなしくみに由来するのか。免疫についての基本から、アレルギーやがんの免疫療法、NKT細胞と免疫制御など最新の話題までを、豊富なエピソードとともに語る。

目次

1 免疫による感染防御は、単なる結果にすぎなかった
2 自己と非自己を見分ける免疫系
3 一億年後に出現する新たな病原体にも対処できる免疫系
4 一兆のレパートリーから一つの機能だけを演出するマジック
5 抗体とは異なるもう一つの抗原認識システム
6 免疫系は記号論の世界
7 免疫を制御するリンパ球
8 免疫系にも弱点が
9 アレルギーは国民病
10 がんを免疫で治す

著者等紹介

谷口克[タニグチマサル]
1940年新潟県長岡市に生まれる。1967年千葉大学医学部卒業。1974年同大学院医学研究科博士課程修了。1979年千葉大学医学部助手、講師を経て、1980年から千葉大学教授。この間、オーストラリア、メルボルンのウォルター&エリザ・ホール医学研究所に留学。NKT細胞の発見、さらにNKT細胞を特異的に活性化するリガンド、アルファガラクトシルセラミドを発見し、NKT細胞の生体防御機能、免疫制御機能を明らかにするなど大きな成果をあげた。1995年野口英世記念医学賞、2003年上原賞を受賞。1997‐1998年日本免疫学会会長、1996‐2000年千葉大学医学部長。2004年から理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター長。専攻は免疫学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

phmchb

0
『補体の分子生物学』の次に読み終わりました。

ぴすきど

0
免疫系の本は色々読んできたが、新しい事も色々乗っていて面白い。特に、最終章のがんを免疫で治療する方法のあたりは新しいがん治療の幕開けとして注目に値するものだった。ただ、本書の中盤当りが難解な用語が多く難しかった。2011/02/13

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