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岩波科学ライブラリー
驚異の耳をもつイルカ

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  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000065955
  • NDC分類 489.6
  • Cコード C0345

出版社内容情報

水面から顔を出し愛らしいしぐさで人と向き合うイルカ.しかし人の声はイルカに聞こえていない.イルカは海表面から深海まで素早く移動しエサを捕獲するために,独特の形態としくみをもつ耳を進化させた.意外な事実が語られる

内容説明

水面から顔を出し、愛らしいしぐさで人と向き合うイルカ。しかし、じつは人の声はイルカの耳に届いていない。イルカが交信できるのは、人間には聞こえない超音波なのだ。イルカは海表面から数千メートル近い深海まで素早く移動し、数百気圧の真っ暗闇という極限状況下でエサを捕獲するため、独特の形態とメカニズムをもつ耳を進化させた。その一つが頭部から超音波を出し下アゴで音を聞き取るという機能だ。人間の耳とどこがどのように違うのか、また集団上陸事件の真相も含めて、意外な事実が語られる。

目次

1 イルカが不思議な耳をもつ理由
2 耳で餌を捕るイルカ―エコーロケーション
3 驚異の耳の作り―耳は頭についていない
4 イルカの鳴き声と餌捕り用の探査音
5 イルカの耳は下顎にある
6 集団上陸イルカは耳が聞こえない

著者等紹介

森満保[モリミツタモツ]
1931年鹿児島県川内市に生まれる。白和幼稚園、平佐西尋常高等小学校入学・平佐西国民学校卒業、県立川内中学入学・川内高校卒業と、在学中に校名が2度も変わる激動の第2次世界大戦、絶望の敗戦、そして戦後の飢餓と大動乱の中で育った。1956年九州大学医学部卒業。1961年同大学院修了、医学博士取得。同年九大医学部助手・講師、1965~68年ドイツ・ハンブルグ大学に留学、1972年九大助教授、1977年宮崎医科大学耳鼻咽喉科教授となる。1996年同大学長となり、2001年任期満了退官、現在は同大学名誉教授
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感想・レビュー

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calaf

9
イルカは、ショーなどで見られる鳴き声のような音は自分では感知していない。あれは単に人間が聞き取れる音であるだけ。さらにショーの時に頭を上下左右に振るようなしぐさ。あれは人間には愛嬌のある動作に移るが、単に音の方向を探っているだけ。イルカはおでこにあるメロン体から超音波を出し、反射して戻ってくる音を(上あごと)下あごで聞いている。。。なるほど...2013/10/04

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