出版社内容情報
2つの力の統一に成功し全ての統一をめざす素粒子論.それはどのようなアイディアと努力から創り出されたのか.「西島・ゲルマンの法則」を打ち立てた著者が,湯川理論から標準理論までの発展の道筋を鮮やかに描き切る.
内容説明
素粒子論は、「標準理論」とよばれる理論によって電磁気の力と弱い力の統一を実現し、いま四つの力の統一をめざして突き進んでいる。いったいこの標準理論は、世界の物理学者たちのどのような思索とアイディアと努力によって創られたのだろうか。「西島・ゲルマンの法則」を打ち立てた著者が、自らの豊かな体験を織りまぜながら、湯川理論から標準理論までの素粒子論半世紀の発展の論理と歴史を鮮やかに描く。
目次
1 対称性と保存則
2 第一世代の素粒子
3 加速器時代の到来
4 第二世代の素粒子
5 強い相互作用とクォーク模型
6 弱い相互作用
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
7
素粒子理論の研究の歴史的な進行を書いた本。聞いたことのある話が多かったものの、途中からついていけなく...(汗) 20年前の本なので、いろいろと進んだ部分もありますね。門外漢の私にも分かる部分が...ヒッグス粒子の発見とか、ニュートリノの質量がある事とか...2016/01/21
takao
0
わかりやすく書いてあるとは思う。2017/02/28
hiro-suke
0
正直、私には難しかった。まだ、勉強が足りないのだと思われます。ただ、西島・ゲルマンの法則で知られる著者の文章に触れることができただけでもひとつ大きなものを得た気がいたします。2013/11/09