出版社内容情報
ホワイトハウスを狼狽させた10日間をリアルに再現し、原発のリスクとどう向き合うかを改めて問う。
内容説明
福島でいったい何が起きているのか。日本側の対応は適切か。放射能の危険はアメリカ本土にも及ぶのか。自国の安全体制に問題はないのか―涌き起こる疑問と繰り返されるシミュレーションや議論。福島第一原発事故直後の10日間を中心に、アメリカの原子力災害への対応をリアルに再現し、原発のリスクとどう向き合うかを改めて問うノンフィクション。
目次
二〇一一年三月一一日「これまで考えたことのなかった事態」
二〇一一年三月一二日「本当にひどいことになるかもしれない」
二〇一一年三月一二日から一四日「いったいどうなってるんだ!」
二〇一一年三月一五日から一八日「一層悪くなっていくと思います」
幕間―答を探す「県民の不安や怒りは極限に達している」
二〇一一年三月一九日から二〇日「最悪のケースを教えてくれ」
もう一つの三月、もう一つの国、もう一つの炉心溶融
二〇一一年三月二一日から一二月「安全確保という考え方だけでは律することができない」
不合理な保証
「この会議は非公開ですよね?」
二〇一二年「本当に大丈夫なのか。きちんと国民に説明すべきである」
あっという間にしぼんでいく機会
福島の事後分析 何が起こったのか?
著者等紹介
ロックバウム,デイビッド[ロックバウム,デイビッド] [Lochbaum,David]
憂慮する科学者同盟核安全プロジェクト長
ライマン,エドウィン[ライマン,エドウィン] [Lyman,Edwin]
憂慮する科学者同盟グローバル・セキュリティ・プログラム研究主幹
ストラナハン,スーザン・Q.[ストラナハン,スーザンQ.] [Stranahan,Susan Q.]
ジャーナリスト
水田賢政[ミズタケンセイ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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