内容説明
1940年代の世界都市、著者は『ニュー・リパブリック』誌の編集者として、のちの高名な批評家への第一歩を踏み出す。戦時下から戦後へ、社会の激流を背後に若い知識人たちのエネルギーが渦巻き、熱気にあふれる知的雰囲気が形造られた。危機意識と野望が交錯する文学の磁場…。その舞台の上で、エドマンド・ウィルソン、ソール・ベロー、ノーマン・メイラー、ハンナ・アレントらの横顔がクローズ・アップされ、躍動する。1940~60、アメリカ文学史の群像。
目次
ミッドタウンとグリニッチ・ヴィレッジ
お前は自分の生活を変えねばならないのだ
戦時の旅行
イギリス―最後の戦闘