感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
2
「現代の文明」のただ中で「都市空間」の「都市民」の前にあらわれる妖怪をとりあげた最初期の研究書とのことで、1985年刊の原著を読んだ ⇒ とても不思議な本だと思った。引かれる事例は、中世や近世に記録された説話、近現代の雑誌や新聞などで記録された説話、そして引かれる学説は柳田・円了、さらには心霊科学… これらが境目なく一続きのテクストとして編み上げられていく。しかもとても読みやすい。宮田先生が見据えているものは何か… かなり慎重に注意深く読まなければ分からない2023/08/26
Kanae
1
家になぜかあったので、処分時に読書。皿屋敷のサラは更地のサラなど、土地と妖怪の関係の指摘などが面白かったが、もう少し境界について踏み込んで欲しかった。2018/06/21
メーテル/草津仁秋斗
1
妖怪、という視点から都市の怪異に迫った本。民俗学初心者でも読める、分かりやすい本だった。2015/03/01
404
1
土地と妖怪の結びつき。現代の話・現代まで色濃く残っている話が多いように思う。2011/10/23