出版社内容情報
幕末・維新期から高度成長を経た1980年代までを発展段階論的に再構成し,新しい歴史像提示を試みる.各巻とも総論で時代像を描くとともに,キーとなるテーマで章だてし,各時代の構造とその変動の実態を明らかにする.
内容説明
世界資本主義に包摂され、既成の海図がない激動の時代。これまでにない視点から社会変容の実態を明らかにする。
目次
1 幕末政治過程における豪農商と在村知識人―紀州日高有田両郡を視座として
2 幕末・維新の国際情勢―オランダから見た日本
3 幕府軍制改革の展開と挫折
4 地域社会と新聞―幕末期開港場の新聞を中心として
5 中等教育の形成と担い手たち
6 日本沿岸航路網の形成―外国資本・財閥資本・在来資本
7 新政反対一揆と地租改正反対一揆―伊勢暴動を例に