出版社内容情報
激動の今,求められているのは確かな道しるべである.宇宙の誕生から現代にいたるまで,その成功と失敗の歴史から何を読みとり,何を継承していくか,21世紀に向けて人間はどう生きていくべきか,現代の課題を問う.
内容説明
人権について、人類は近代・現代・現在の段階でどのような課題を、どのように解決してきたのだろうか。日本の場合は?光の部分と影の部分をとりあげて検討し、21世紀の課題も展望する。
目次
第1章 文書による国民の権利の保障制度の登場
第2章 立法権にも対抗できる「人間の権利」の登場
第3章 近代市民憲法の人権保障の特色と「光」
第4章 近代における二つの異なった権利保障の構想
第5章 近代市民憲法における人権保障の「陰」
第6章 1871年のパリ・コミューンとその人権保障の構想
第7章 現代市民憲法と人権
第8章 人権保障の全面的な障害物としての戦争と軍拡―平和と徹底した軍縮を
第9章 日本国憲法と人権の保障
第10章 21世紀の人権保障のために