出版社内容情報
激動の今,求められているのは確かな道しるべである.宇宙の誕生から現代にいたるまで,その成功と失敗の歴史から何を読みとり,何を継承していくか,21世紀に向けて人間はどう生きていくべきか,現代の課題を問う.
内容説明
原子から生命への進化はどのようにしてなされたのだろうか?下等な動物から哺乳類・霊長類・人間への進化と分岐は?言語・意識・道具の使用、そして人間的自由への到達の道は?こうした研究分野でのさまざまな疑問点や人類未解決の課題をも明らかにしながら、人間が生きるということはどういうことかを、改めて考える。
目次
第1部 生命へ(生命のはじまり;化学進化;分子から見る進化史;高等生物への道)
第2部 人間へ(人間像のためのたたかい;進化―自由と決定性の相関的増大;人間への進化の本流;人間観の諸相)