出版社内容情報
本書は17.18世紀フランス庶民の出生・結婚・死のあり方を数量的に明らかにし,構造分析と変動分析を統合する理論を樹立した.構造=長期的持続とは何かを知るために,必読のアナール派文献!
内容説明
1694年、厳冬。村の帳簿に残る大量死亡のおそるべき傷痕。本書は17世紀フランス庶民の出生・結婚・死のあり方を数量的に明らかにし、構造分析と変動分析を統合する理論を樹立した。構造=長期的持続とは何かを知るために、必読の文献。
目次
第1章 目的、史料、史料操作法
第2章 脆い均衡―1750年以前のボーヴェ地方の「自然的」人口動態
第3章 近代以前型の人口動態上の危機―その分析、解釈、そしてその影響する範囲
第4章 1740年以後における近代以前型の人口動態構造の消滅
第5章 近代以前型の人口動態構造の諸要因