日本史論聚 〈8〉 芸術の周辺

日本史論聚 〈8〉 芸術の周辺

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000034883
  • NDC分類 210.08

出版社内容情報

歴史認識の新たな視点と方法が切実に求められているなかで,独創的な史料研究,犀利な歴史感覚で注目される著者の,研究生活50年を期した自選の著作集.主要論文を概ね時代順に,かつテーマごとに編集しなおした.

内容説明

芸能の史的点描により古代の貴族、中世の庶民、近世の町人の哀歓を探る。劇場に集う観客に日本文化の特質を見る。不立文字の茶の芸能は、茶の間の聞書、口伝により茶書を伝えた。茶道を芸術の一つとし、新しい茶道史を提供する。

目次

1 芸術史の共同研究(古代中世の芸術思想;『日本美術史の巨匠たち』序にかえて;『日本芸能史』序章)
2 芸能史の点描(古代国家と芸能;雅楽の背景;地方芸能の開花―中世における村落と芸能;香りの文化史;「数寄」への道―言葉の習合現象;「遊び」と芸能;観客・聴衆の変遷)
3 茶の芸術と史料(茶書の歴史;酒茶論の成立;茶会記の史料性)
年譜・著述目録