岩波ブックレット<br> 知られざる原発被曝労働 - ある青年の死を追って

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岩波ブックレット
知られざる原発被曝労働 - ある青年の死を追って

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000033305
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0336

出版社内容情報

働くことは被曝すること-浜岡原発で検査作業に従事していた嶋橋伸之さん(29歳)の白血病死が明らかにした恐るべき実態とは? 生命の危険を前提に成り立っている原子力産業の現場から現代の闇を暴く衝撃的記録.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kikuyo

29
1996年発行。危険な仕事は統計的にはある確率で犠牲者が発生しているかもしれない。しかし原発の場合、被曝すること自体が労働の本質でありノルマですらある。原子力産業はある一定の人数の労働者が死んでいくことを前提にして存在する。「便利で豊かな生活」が人命と引き換えなんて…。放管手帳のずさんな管理、口封じの弔慰金。私達は現場のことを知るべきだ。現在でも莫大な額を投入して、核のゴミを出し続け、人命までもが脅かされるこのシステムを何故いつまでも採用し続けるのか。誰もが安心に暮らせる未来を目指しているだろうか。2016/10/08

大國神社

2
15年ほど前の本ですが、原発労働者の実態は場合によるとさらに悪くなっているのではと思わされるところもあります。文字通り生命を削る作業を強いる原子力発電はただちにやめるべきです。2011/08/12

Mao

2
10年間で50ミリシーベルトの被爆で無くなった原発労働者。 子どもたちを守らなきゃ。20ってダメでしょ!!!2011/06/24

木村健

1
良かった2011/05/05

keepfine

0
3・11以後、原発で作業に従事する下請け労働者の存在がメディアで報じられるようになった。 本書は過去に原発労働を続けた末に白血病で亡くなった労働者の事例に焦点を当てる。 息子の死を不審に思った家族が裁判を起こすが、会社によってなされる妨害工作・嫌がらせなど、原発を稼働させるために人権が蹂躙されているという事実が克明に描かれている。 原発労働をめぐる諸問題を理解するための入門書として多くの人が読むべき本であろう。2012/3/82014/11/07

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