岩波ブックレット<br> 証券スキャンダル

岩波ブックレット
証券スキャンダル

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000031639
  • NDC分類 338.17
  • Cコード C0336

出版社内容情報

そもそも証券会社の仕事って何だ? 株式取引での個人と法人の違いは? 損失補填の意味は? なぜ暴力団がかかわるのか? 日本資本主義のゆくえは? さまざまな疑問に答えながら,スキャンダルの構図をよみとく.

内容説明

そもそも証券会社の仕事ってなんなのだ?株式取引での個人と法人との違いは?損失補填の意味は?補填リストの公表で何が判明したか?なぜ暴力団がかかわるのか?日本資本主義のゆくへは?さまざまな疑問に答えながら、スキャンダルの構造をよみとく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

71
2017年13冊め。1991年6月、野村証券など大手証券会社が大口顧客に損失補てんをしていたこと、野村証券・日興証券が暴力団による東急電鉄株の買い占めに加担していたことに始まる証券不祥事事件。社会問題から政治問題へ、そして臨時国会が「証券国会」と呼ばれるほど大きな騒動となった流れ。80年代の日本の異常投機と、法人資本主義構造の脆さが露見された。2017/01/08

nobody

6
「野村証券と住友銀行。」という出だしで以前感想を書いたが、奥村の以下の言と符合していたのは偶然か必然か。「会社による管理が最も徹底していたのが住友銀行であり、野村証券であった。この両社はそれぞれ収益力が抜群で、その社内組織は軍隊組織と同じで、命令一下全員がきびしいノルマに従って突っ走る」。なぜか皆が口を閉ざす証券会社の狡猾極まる悪辣ぶり、そのやり口を提示したものとして、貴重である。「『政治銘柄』という言葉が証券界にはある。選挙が近づくと必ず『○○株は政治銘柄だから上がる』という噂がでる。政治家が買えば必ず2022/04/28

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