近代日本と東南アジア―南進の「衝撃」と「遺産」

近代日本と東南アジア―南進の「衝撃」と「遺産」

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  • サイズ B6判/ページ数 345,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000027441
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

明治維新から戦後にいたる東南アジア像の変遷をてがかりに,南進の拠点=沖縄・台湾の役割に着目し,東南アジア・ミクロネシア全域に展開された南進の実態を究明.支配された側の視座から問う,新たな「大東亜戦争」論.

内容説明

「南方」の内国植民地=沖縄と、「南進」の拠点=台湾の役割に着目し、近代以降の東南アジア像の変遷を跡づけながら、「南洋」(東南アジア・ミクロネシア)全域を射程に入れ、一九世紀末から戦後にいたる、「南進」の実相に迫る。日本が提唱した、日本の指導による「アジア解放」の理念を、独立への悲顔に燃える東南アジア各国指導者は、どう受けとめ、いかなる反応を示したか。

目次

序章 近代日本の東南アジア像の変容
第1章 沖縄・南進・漁業
第2章 台湾と南洋
第3章 「濠亜地中海」の国際関係
第4章 「大東亜戦争」と東南アジア
第5章 インドネシアにおける「従軍慰安婦」問題の政治社会学
第6章 「対日協力」と抗日運動の諸相
第7章 日本軍政の「衝撃」と「遺産」