出版社内容情報
革命200年祭の余韻ただようパリで――フランス革命の評価,アラブ人移民問題,東欧の体制崩壊,そして湾岸戦争などを巡る報道や知識人の議論を精力的にフォローし,人類の共生を主眼とした〈ユートピア民主主義〉を構想する.
内容説明
フランス革命の評価、アラブ人移民問題、東欧の体制崩壊、そして湾岸戦争、これらフランス論壇を賑わした世界の激動をめぐる議論を追いながら、著者の思考は人類の共生を希求する〈ユートピア民主主義〉へと導かれていく。
目次
第1章 世紀末への序曲―フランス革命二百年
第2章 「イスラムのヴェール事件」の波紋―共和制の原理と移民の統合
第3章 〈社会主義〉体制崩壊の中で
第4章 湾岸戦争日録
第5章 いま、民主主義をどう考えるか