わが生と詩

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000026499
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

敗戦と南北分断から現代に至るまでの、日本と朝鮮の歴史のただ中に生きつづける詩人、金時鐘。十七歳の夏に与えられた日本からの「解放」は、自分の中のなにを解き放ったというのか。日本語とはなにか?詩とはなにか?国家とはなにか?在日定住者の生き方を賭けて編みつづける、生の叙事詩をまとめた講演・対談集。対談者に、梁石日、姜尚中、鵜飼哲、藤田敬一、尹健次。

目次

第1章 わが生と詩(私の八月;私の日本語、その成功と失敗;日本語の石笛;日本語の未来、詩の未来;時代と詩―非命の詩人・尹東柱の生をめぐって;詩が救ったわれらの人生―対談・梁石日)
第2章 「在日」を生きる(吹田事件・わが青春のとき;歴史・拉致・在日―対談・姜尚中;「拉致」、お互いを見つめなおす契機―インタビュー・鵜飼哲;人間と差別を考える―対談・藤田敬一;「在日」を生きる―対談・尹健治)

著者等紹介

金時鐘[キムシジョン]
1929年朝鮮・元山市生まれ。詩人。1948年の済州島四・三事件を経て来日。1953年に詩誌『ヂンダレ』を創刊。日本語による詩作を中心に、批評などの執筆と講演活動を続ける
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感想・レビュー

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まちゃ

14
原爆の被害は惨たらしいもので一瞬にして何十万の命が消えた。しかし考えようによっては戦争をしでかした側と強いられた側の死者は分けるべき。日本がかつて戦争で及ぼした被害は教科書の数字で確認できるだけで2千万に及ぶ。ましてやその2千万からの死者を抱えた家族たちをいれると数億になる。原爆の被害は絶対に認めないが日本によってしでかされた戦争によって殺された死者も消して酷くないわけではない。日本は拉致問題に敏感だが、朝鮮人の強制連行は拉致そのものの光景であった。トラックで畑仕事をしている男達を無理矢理積み込んでいった2020/08/26

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