浪費するアメリカ人―なぜ要らないものまで欲しがるか

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000025843
  • NDC分類 365
  • Cコード C0033

出版社内容情報

現代アメリカの中間階級は,消費が増すほどいっそう不満を強め,貧しく感じるようになっているという.どうすれば消費主義を克服できるか.より少ない,より豊かな生活とは? 驚くばかりに日本と酷似する状況の生々しいレポート.

内容説明

中流階級のアメリカ人は、まるで明日はないかのように消費している。にもかかわらず、消費が増えるほどますます満たされない思いが強まる。現代社会では、商品はある種のコミュニケーションの手段であり、人びとは何を持ち、何を身につけているかで自己のアイデンティティと社会的ステータスを表現しようとする。なぜアメリカ社会にここまで消費主義が浸透してきたのか。どうすれば「働きすぎと浪費の悪循環」から抜け出すことができるのか。実例を豊富に紹介しながら具体的に提案する。

目次

第1章 新しい消費主義の出現
第2章 商品によるコミュニケーション―私たちが買うものはいかにして多くを語るのか
第3章 視覚的なライフスタイル―アメリカのステータスシンボル
第4章 消費があなたらしさを創る
第5章 隣のダウンシフター
第6章 ディドロの教訓に学ぶ―欲望の上昇を止める
エピローグ 消費を減らせば経済は難破するか