出版社内容情報
医者の延命至上主義はもう御免,どうせ死ぬなら楽に死にたい….88歳の著者が,安楽死,介護保険などへの見方もまじえて高齢者医療・介護のあり方を厳しく批判,自己決定権の思想にたって,明快な主張を展開する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノノ
2
育児に悩んだときに松田先生の著書には随分お世話になったが、今回育児以外の著書を初めて見かけたので読んでみた。 相変わらずの松田節が面白い。内容は単なる安楽死問題についてと思いきや高齢者の介護や介護保険制度について書かれたものも載っていて、これが非常に面白かった。現在の介護保険制度が出来る前の著書だが、どんな理由で制度が出来たのかがよく理解出来る。介護保険なんて単にお金を取られるだけのものだと思っていたけど、自分が権利者として意見が言えるようになる制度として考えるとより身近な問題として考えられる気がする。こ2015/01/12
sonsan
0
ものたりない。3点2014/04/21
K
0
(1997,490.15)医師とは生物学的生命の延長を義務とする職業、と医師自身が言う。terminally-ill であっても、高齢者はterminal lifeを生きたいのである=倫理的ジレンマ。2021/10/17