出版社内容情報
原子力発電所・核燃料再処理工場・ウラン濃縮工場・MOX燃料加工工場・高レベル放射性廃棄物貯蔵施設・使用済核燃料の中間貯蔵施設,さらに核戦争の最前線基地として機能する米軍三沢基地…….名著『六ヶ所村の記録』から20年,原子力と軍事に侵食される本州最北の地を見つづけてきた二人のジャーナリストによる報告.
内容説明
使用済み核燃料が大量に集積される、もっとも危険な原子力施設―六ヶ所再処理工場。原子力センターが姿を現しつつあるそこは、かつて、農民の土地だった。マグロ漁でしられる本州最北端の大間町では、危険と隣合わせの「最新鋭」原発が建設されている。その建設地のど真ん中で、建設に抗い、自然エネルギーで暮らす母と娘がいる。原子力開発・核燃サイクルという国策のもとに押し潰されてきた人々の暮らしと土地、そして矜持。フクシマ原発災害を出来させた構造と同じ光景が広がる下北核半島の現況を報告する。
目次
第1章 悲劇の六ヶ所村
第2章 核最終処分場候補の不安・東通村
第3章 原子力に翻弄される町・むつ市
第4章 フルMOXに脅かされる本州最北端・大間町
第5章 3・11後の下北半島
第6章 軍事化される半島―謎秘める自衛隊基地群
第7章 戦略出撃基地ミサワ
第8章 基地に依存する街
著者等紹介
鎌田慧[カマタサトシ]
1938年、青森県弘前市生まれ。ルポライター。社会的弱者の立場からのルポルタージュを数多く発表。出身地の青森について、また全国各地の原子力発電所についての作品も多い
斉藤光政[サイトウミツマサ]
1959年、岩手県生まれ。青森県育ち。東奥日報社論説委員兼編集委員。米軍の動向を深く取材した多くのルポルタージュを発表。第9回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(2009年)、第11回新聞労連ジャーナリスト大賞(2007年)など、地域に根ざしながらの調査報道が高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
おっしー
takao
メルセ・ひすい
ゆきまさくん