名作の中の地球環境史

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  • サイズ B6判/ページ数 318,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000022699
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

時代の危機をいち早く察知して作品に取りこみ、それが社会に対する警告や警鐘になったことが少なからずある。『出エジプト記』『コロンブス航海誌』『エマ』『レ・ミゼラブル』『白鯨』『グリム童話集』『不思議の国のアリス』『闇の奥』『駱駝祥子』『怒りの葡萄』『グスコーブドリの伝記』等、二四篇の古典・名作の中から、森林破壊、大気汚染、地球温暖化、干ばつなど環境をめぐる問題を取り出し、それが地球の環境史の中でどういう意味をもつのかを読み解く。環境史の第一人者による斬新な試み。

目次

独裁者が引き起こした環境の荒廃―ユン・チアン『ワイルド・スワン』
地球温暖化を利用して冷害を救う―宮澤賢治『グスコーブドリの伝記』
農地への重圧が招いた米国の大砂嵐―ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』
黄砂のなかを走る人力車―老舎『駱駝祥子 らくだのシアンツ』
全世界を巻き込んだスペインかぜ(上)―キャサリン・アン・ポーター『幻の馬 幻の騎手』
全世界を巻き込んだスペインかぜ(下)―岸田國士『風邪一束』
アマゾンの隣は大砂漠―ラケル・デ・ケイロス『旱魃』
植民地収奪が追い詰めたアフリカゾウ―ジョセフ・コンラッド『闇の奥』
外国人が賞賛した明治初年の自然―イザベラ・バード『イザベラ・バードの日本紀行』・エドワード・S・モース『日本その日その日』
帽子屋はなぜ水銀中毒にかかったのか―ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』〔ほか〕

著者等紹介

石弘之[イシヒロユキ]
1940年東京都に生まれる。東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。ニューヨーク特派員、科学部次長などを経て編集委員。85~87年国連環境計画(UNEP)上級顧問。1996~2002年東京大学大学院教授。02~04年駐ザンビア特命全権大使。04~08北海道大学大学院教授、08~11年東京農業大学教授。この間、国際協力事業団参与、東中欧環境センター理事などを兼務。国連ボーマ賞、国連グローバル500賞、毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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viola

7
文学作品の中の環境問題。そんな視点からとは、新しいぞ!と読んでみました。「名作」と言っても名作???と首を傾げたくなるような作品も多く、せめて西洋だけにするとか、もっと絞って欲しかったです。23作品中4作品しか読んでいません。環境史という観点から文学を論じるわけでもなく、その章の後半は環境についてのみで文学作品はどこかに行ってしまっている状態。なんだか勿体無く感じました。『ロリータ』はのハンバートはルイス・キャロルになぞらえているとか、『エマ』の夏至に咲く林檎の花の謎は火山の噴火が原因というのが収穫かな。2011/06/05

遊未

4
世界の24の物語の中、あるいはその背景から見える森林破壊、大気汚染、火山の冬、干ばつ、疫病等。しかし、その中で人類が引き起こしたケースがあまりに多くてわかっていても唖然とします。絵画からベネツィアの沈下を見ることはなるほどと。コロンブスのに発見された新大陸その後はあまりに悲惨で読むのも辛い内容です。2023/06/03

桃水

4
2011/06/05:環境と文学などの作品との関わりについてとても考えさせられました。 また取り上げられている作品(文学だけでなく絵画、音楽なども含めて)が気になりました。2011/06/05

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