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日本人のこころ〈2〉新しく芽ばえるものを期待して

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000017664
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0095

出版社内容情報

21世紀を迎えた今,過去から何を学び今後に何を伝えてゆくべきか.日本の社会,文化がもっていたさまざまな可能性を捉え直し,伝統のなかから,普遍へとつながる豊かな可能性,新しい芽生えを掘り起こす白熱の対論集.

内容説明

21世紀を迎えた今、われわれは過去から何を学び今後に何を伝えてゆくべきか。日本の社会、文化がもっていたさまざまな可能性を捉え直すことによって、伝統のなかから、普遍へとつながる豊かな可能性、新しい芽生えを掘り起こす。世代を代表する四人の知性と編者による白熱の対論は、いずれも斬新な視角から文化と人間の本質を衝く洞察に満ち、刺激的である。

目次

第1回 日々を詠み、日々を生きる(大岡信;鶴見俊輔)(停滞の力;断絶したものを呼び込む短詩の力;持続して腐らない力 ほか)
第2回 いのちあふれた女たち(瀬戸内寂聴;鶴見俊輔)(余白の春;好きな作家はデュラス;級長と不良 ほか)
第3回 問いを受けついで(清水真砂子;鶴見俊輔)(家の沈黙―クローバーとル=グウィン;ル=グウィンとの出会い;乙骨淑子との出会い ほか)
第4回 一万五千年の文学(西成彦;鶴見俊輔)(巨人の肩に乗った虱;神話的時間;未来への記憶 ほか)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生まれ。思想家

大岡信[オオオカマコト]
1931年生まれ。詩人

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年生まれ。作家

清水真砂子[シミズマサコ]
1941年生まれ。児童文学者

西成彦[ニシマサヒコ]
1955年生まれ。比較文学者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

31
鶴見和子先生は、脳溢血で半身不随。歌が迸り出た(13頁)。死んでいく人が、断末魔の苦しみを見せてそのまま死ぬということを文章に残してしまうことと、そうではなくて苦しくてしょうがなくてもとにかくカッコつけて、私はこれだけ幸せに死んでいきますよというくらいの気持を込めて書くのではぜんぜん違います(25頁)。鶴見氏:五千円札の肖像画樋口一葉は2人から月30円も貰っていたらしい(88頁)。彼女の不名誉であるため、なかなか知り得ないことではあるが、本書には書いてある。2016/04/11

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