出版社内容情報
21世紀を迎えた今,過去から何を学び今後に何を伝えてゆくべきか.日本の社会,文化がもっていたさまざまな可能性を捉え直し,伝統のなかから,普遍へとつながる豊かな可能性,新しい芽生えを掘り起こす白熱の対論集.
内容説明
21世紀を迎えた今、われわれは過去から何を学び今後に何を伝えてゆくべきか。日本の社会、文化がもっていたさまざまな可能性を捉え直すことによって、伝統のなかから、普遍へとつながる豊かな可能性、新しい芽生えを掘り起こす。世代を代表する四人の知性と編者による白熱の対論は、いずれも斬新な視角から文化と人間の本質を衝く洞察に満ち、刺激的である。
目次
第1回 日々を詠み、日々を生きる(大岡信;鶴見俊輔)(停滞の力;断絶したものを呼び込む短詩の力;持続して腐らない力 ほか)
第2回 いのちあふれた女たち(瀬戸内寂聴;鶴見俊輔)(余白の春;好きな作家はデュラス;級長と不良 ほか)
第3回 問いを受けついで(清水真砂子;鶴見俊輔)(家の沈黙―クローバーとル=グウィン;ル=グウィンとの出会い;乙骨淑子との出会い ほか)
第4回 一万五千年の文学(西成彦;鶴見俊輔)(巨人の肩に乗った虱;神話的時間;未来への記憶 ほか)
著者等紹介
鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生まれ。思想家
大岡信[オオオカマコト]
1931年生まれ。詩人
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年生まれ。作家
清水真砂子[シミズマサコ]
1941年生まれ。児童文学者
西成彦[ニシマサヒコ]
1955年生まれ。比較文学者
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