出版社内容情報
世紀末の現在，私たちはいかなる未来を展望できるか．日本社会をどう変えれば，真の豊かさを実現できるか．サステイナブル・ソサエティを鍵概念に，いかなるシステム転換が必要で可能であるかを明快に解明する注目の書．
内容説明
世紀末の現在、私たちはいかなる未来を展望できるか。日本社会をどう変えれば、真の豊かさを実現できるか。サステイナブル・ソサエティを鍵概念に、環境政策、公共事業、財政危機、地方分権、沖縄問題等を通じていかなるシステム転換が可能であるかを明快に解明する注目の書。
目次
序章 日本社会の可能性―未来はどこにあるのか
第１章 「環境の世紀」を求めて
第２章 公共性を問う―公共政策の判断基準
第３章 財政危機と財政改革
第４章 「地方自治の世紀」は到来するか―未完の「分権推進計画」をこえて
第５章 環境再生は可能か―「環境の世紀」の公共政策
第６章 協同経済社会システム―新公共政策のすすめ
終章 維持可能な内発的発展―日本社会の新しい挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
23
図書館本ばかりでもなぁと思い、これは古書を通販で購入しました。 2000年に岩波書店から出た単行本で、財政危機の問題や、維持可能な開発とは？(いわゆる今のSDGsの前段ですね)とか、また協同経済社会システム、内発的開発のために必要な仕組みとは？といったような内容が丁寧に書かれていました。 古書、安価でしたが、普通に良書ですね。公害等の諸問題についてはこの間、読んだ氏の著作と同様の主張で、故・内橋克人氏が言われていた内容などにも重なる部分が多く、首肯するところが多い本で、良い読書体験でした。(以下コメ欄)2023/06/17
