出版社内容情報
20世紀は都市化と工業化,そして「不均衡」の時代であった.資本主義と社会主義の区別を越える「制度主義」と,人間性回復に向かう農的世界とを構想する著者が,日本社会の矛盾を越えて持続可能な発展を追求する警世の書.
内容説明
本書は資本主義と社会主義の区別を越える新しい「制度主義」を提唱し、人間性回復に向けて新しい農的世界を構想する。水俣病や成田空港問題に象徴される日本社会の矛盾とその解決を追跡しつつ、持続可能な発展をどう追求するか、真摯に模索する警世の書。
目次
1 世紀末に立って
2 経済学の危機
3 不均衡の時代
4 二十世紀の都市
5 新しい都市を求めて
6 国家の脅威
7 資本主義と社会主義
8 教育と社会体制
9 成田空港問題
10 三里塚農社の構想―日本における農の営みの再生を求めて
11 地球温暖化
12 「仮死の土地」に地発しを