男女摩擦

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000012911
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

下がる正社員比率,離婚率の急増,女性の「貧困化」-企業,家庭,夫婦関係などに押し寄せる,ライフスタイルの多様化や価値観の変化,そして昨今の厳しい経済状況といった新しい波.そこから生じる様々な「摩擦」を,四半世紀にわたる取材から描く.

内容説明

この本は男性中心型、あるいは夫が働き、妻が家を守るという性別役割分業をもとに築かれた会社や地域、家庭、夫婦、親子の関係が、ライフスタイルの多様化や価値観の変化といった新しい波が押し寄せてくるなかで、どんなきしみを生じだしたのかを、「男女摩擦」というキーワードに置き換えてレポートするものである。摩擦の原因をたどっていけば、その奥の奥には性別役割分業という名の太い根っこが見え隠れする。本書は四半世紀におよぶ著者の取材体験をベースに、男女摩擦の現状とそれへの対応を考察、展望したものである。

目次

第1章 キャリア形成という名の幻想
第2章 揺れる女性の経済的自立
第3章 「均等」社会での「平等」
第4章 仕事と家庭生活―両立への道
第5章 家庭―この小さな器のなかで
第6章 父親たちは、企業人は
終章 男女摩擦―解消の模索