出版社内容情報
オウム事件や少年犯罪など揺れ動く日本社会について発言し反響をよんだ「海亀日記」や生命科学や宇宙論への考察など,時代と格闘し,新しい人間のあり方を創造の現場から模索する作家の思考を伝える最新エッセイ集.
内容説明
21世紀わたしたちはどこへ行くのか。戦争や環境危機、続発する少年犯罪…ゆれ動く現代世界を真摯に問い、宇宙論や生命科学などの新しい知をみつめながら世界と人間のありかたを模索する作家の最新エッセイ集。
目次
1 海亀日記
2 “混成”化する世界へ(浮上してくるもの;コソボ戦争と想像力;永遠なるインドの水爆;東アジアの春;世界の交差点で;混血の海辺で;淋しい都市で ほか)
3 道づれの本―若者たちに
著者等紹介
宮内勝典[ミヤウチカツスケ]
1944年ハルビン生まれ。主な著書に「南風」「グリニッジの光を離れて」「金色の象」「宇宙的ナンセンスの時代」「ニカラグア密航計画」「戦士のエロス」「バリ島の日々」「ぼくは始祖鳥になりたい」「善悪の彼岸へ」
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