アパシー・シンドローム - 高学歴社会の青年心理

アパシー・シンドローム - 高学歴社会の青年心理

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  • サイズ B6判/ページ数 314,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000000352
  • NDC分類 371.47

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

riviere(りびえーる)

9
若い人のアパシーについて調べたくて読了。著者は学園紛争が吹き荒れるなか、ひっそりと休学復学を繰り返す、怠けではない学生に着目。著者がいうとおり先行研究が少ないので事例が多いがそれが興味深かった。アパシーに限定せずうつ、人格障害、自殺、統合失調症などにも触れている。病気として治療すべきなのか状態なのか判断に苦しむのがこのアパシーでもあることが伺えた。笠原氏は社会状況の影響、父子関係や本人の強迫的な性格に着目していた。治癒の過程はじつに様々で面白い。いずれにせよ人格の成熟が必須のようだ。2018/08/15

貧家ピー

5
1960年代~70年代に大学生の間で広がったうつとも精神病とも違う無気力・無感動を論文化。 現代のひきこもりにも影響を与える論文集のようだ。 60年代・70年代と現在がほぼ同じ状況なのに驚く。 うつ病・仮面うつ病・境界例・集団自殺など。 海外の論文出典も多く、辞書的な使い方もできそう。 ひきこもりは、豊かさが起こした副産物と思っていたが、高度成長時代からその一端が見えていたのだろう。2005/08/08

a.k.a.Jay-V

1
予想と期待をしていた内容ではなかったものの大学生に限らず誰でも、いや大多数の人が通る道なのでは?2019/04/14

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