内容説明
『20歳のときに知っておきたかったこと』の著者ティナ・シーリグによる待望の第2弾!
私たちはみな、自分自身の未来を発明する役割を担っています。
そして、発明の核心にあるのがクリエイティビティなのです。
――<はじめにより>
クリエイティビティというと、一握りの人だけがもっている特殊な才能だと誤解されやすいですが、実は誰もが内に秘めている力なのです。そしてその力は、解放されるのを待っているのです。
本書には、創造性を豊かにするためのさまざまなヒントが詰まっています。
言葉ひとつ、モノひとつ、アイデアひとつが、創造性を発揮する機会になることに目を見張るでしょう。
人生をチャンスに変えたいすべての人に贈る1冊。
目次
革命を起こす―リフレーミングで視点を変えよ
蜂を招き入れる―ありえない場所にヒントを探す
積み上げ、積み上げ、積み上げ、ジャンプ!―アイデアは永遠に止まらない波
忘れられた顧客カード―観察力を発揮していますか?
机の王国―空間という変数で行動が変わる
ココナッツを思い出す―プレッシャーをアイデアの触媒にする
猫のエサを動かす―フィードバックはゲーミフィケーションで
てっぺんのマシュマロ―チームがはまる落とし穴
がんがん動いて、どんどん壊せ―失敗は正しくやり直すチャンスだ
魔法の靴を履く人、履かない人―失敗する可能性のあるものは、修正しろ!
内から外、外から内へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
18
「20歳のときに知っておきたかったこと」の続編。こちらの方が前著よりも具体的にクリエイティビティを発揮するための手法が紹介されている。ブレインストーミングなどお馴染みの手法もあるが、「フレームを変える」や「観察力を磨く」というのは目の前にあって当たり前だと思っている物事の中にイノベーションの種を見出せるかどうかに関わっていて重要だなと。また第5章は我々の思考がいかに空間によって規定されているかが示されていて興味深い。2013/03/05
村越操
17
クリエイティビティとは、頭で考えるのではなく、実際にやってみるもの。自分にも無限の想像力があると自信がつく。「サード・サードという考え方。何か問題にぶつかった時、最初に思いつくのはありきたりな答え、二番目が面白く、三番目がクリエイティブな答えになる」 「青は空のイメージと結びつくので、開放的になる。これは、屋外や天井の高い部屋のほうが、アイデアを膨らませやすいという事実と一致する」「クリエイティビティは制約が好き」「何か問題にぶつかった時、解決する方法はあると信じることが、解決法を見つける重要なステップ」2013/06/16
Meme
16
じつは、人生における最大の失敗は、実行しないことではなく、想像力を働かせられないことなのです。ガーンと脳に直接、鐘をならされたみたいです。クリエイティビティを要素分解し、いくつかの実話とともに、実践的な内容に踏み込んでいます。前著に続き、とても大好きな本です。知らないこと、取り組んでみたことのないことだらけです🤣2022/11/15
太鼓
11
冒頭でイノベーションエンジンという概念をぶち挙げてみたものの、本分を通読してみた感じ、すごくまとまりに欠ける本になっていると思います。個々の項目では役立つ内容に触れることができますが、それらがぶつ切りになっており、一冊を通して大きな流れになっていないと申しましょうか。だからといってだめな実用書でもなく、学べることは多々あります。2016/07/24
mike
10
これだけたくさんの知識や情報も、やってみないことには活かせない。そして、なにかを始める前に大事なのは姿勢だ。フォード「できないと思えばできない。できると思えばできる」ここが出発点なんですね。できると思ってやることから始まる。舞台に上がる前の心得だ。2015/11/11