内容説明
昨年来日し日本人の心をつかんだブータン国王夫妻。通訳を務めた著者が「龍の話」ほか素晴らしいエピソードをカラー写真とともに紹介。
目次
１ 気づき（ワンチュク国王とジェツン・ペマ王妃―運命の出会い 生きた伝統文化・民族衣装 郷愁と気づきの国ブータン）
２ 共感（ワンチュク国王と日本 価値観の再定義―慶應義塾大学での講演 リーダーの資質）
３ 祈り（ともに日本の復興を祈る 被災地を訪れて 自分の「龍」を育てよう―子どもたちに伝えたかったこと）
４ 学び（学び合う心 ワンチュク国王に教わったこと）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和草(にこぐさ)
8
ブータンは国民幸福度が世界一の国なのをご存知の方も多いと思いますがそれは何故でしょう？ワンチュク国王の国民への思いが溢れているからだと思います。穏やかな微笑みの国王は素敵です。2013/08/09
井月 奎（いづき けい）
7
人の品格は、これは育ちと本人の意識で高まると思う。それも掛け算で。育ちはどのようなひどさでも一である。人が、その人が存在する限りゼロやマイナスはないのであり、本人の意識はいくらでも高められるしマイナスにもなる。ワンチュク国王陛下の品格といえば、あたたかい香り立つような光にあふれている。陛下ご本人の意識が高くていらっしゃるのだろう。福島県の子供たちに伝えた龍の話は感動的で、人の、本人への頸木にもなる素晴らしい言葉です。またジェツン・ペマ王妃とのなれ初めはロマンチックで運命的でうっとりとすらします。2015/07/18
しふぉん
6
何と素晴らしいお人柄の方々なんだろう。ここまで国民に寄り添っていらっしゃる国のトップは他にいるだろうか。そして、こんなに心のこもったスピーチをなさる人はいらっしゃるだろうか。なにもしなくても美男美女の国王夫妻ですが、輪をかけて美しく感じます。こんな国王を上に持つブータンを羨ましく思いますが、それだけで終わらせず、日本のこともじっくり見直すきっかけにするのが大切だと思います。自分自身のなかにいる龍を育てる、等胸に刻んでおきたいです。2014/09/18
mari
5
国王の衆議院本会議場での演説が素晴らしかった。慈愛に溢れていて謙虚でなんと心の美しい良心の方なのでしょうか。この演説を聞いた国会議員はどう思ったんだろう。きっとじゃまくさ、と思ってアクビを噛み殺していた議員もいたんだろうな。天皇陛下にも不敬を働く議員もおるんやから。。。このワンチュク国王の言葉をもっとマスコミは流すべきだと思う。まぁ、無理か、３・１１の天皇陛下のビデオメッセージでも割愛するぐらいやねんから。と文句ばっかり言ってないで私もこの国王の慈愛の心を見習っていこうと思う。2012/09/02
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
4
ワンチュク国王の人柄、言葉に日本人として感謝と親近感を持ちました。国王と王妃の馴れ初めは、ドラマを彷彿とさせる内容で驚きました。いつかブータンに行ってみたいと思います。2014/11/11
