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内容説明
「前向きでなければいけない」と強迫観念になった現代社会。流行や周囲にふりまわされて頑張りすぎないコツ。
【著者紹介】
精神科医、立教大学現代心理学部教授
目次
第1章 こんなときこそ「頑張りすぎない」―変化にふりまわされない心構え
第2章 「前向き」だけがすべてじゃない―無理に成長しない生き方
第3章 「テキトー力」のすすめ―大人の条件とは何か?
第4章 人づきあいが悪くてもいいじゃない―人間嫌いにコミュニケーション法
第5章 健康志向もいきすぎれば体に悪い―運動・食事にこだわらない健康法
第6章 自分をそんなに責めなくてもいい―ストレス知らずの仕事術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
54
ミスしたり注意されたりしてマイナスの感情の針が強く動きそうになると、自分を客観視して感情を一旦フリーズさせる・期待せずに手に取った本に名著あり・情報収集は新聞一紙とニュース番組一つでok(情報源を最小限に絞り、それだけをじっと見ていると、火事場の馬鹿力でガマの油のように自分に必要な情報が見えてくる)・朝からテンションをあげれば仕事中に疲れるのは当たり前(朝活不要)は参考にしたい。『仕事の愚痴をどんどん言う』は、言いたいけど、社内で言ったら広まりそうなのでできないな!というのが本当のところ。2017/02/18
コージー
34
★★★☆☆「ポジティブシンキング」「健康志向」「異業種交流」「婚活」「コミュニケーション術」・・・たくさんのブームが波のようにやってくる。しかし私たちは、そんなに“キラキラ”しないといけないのでしょうか。この本は、アクティブなノウハウ系のものではなく、そもそも「最初から気にしないようにすること」を主眼とした内容です。【印象的な言葉】自分の立てた目標にがんじがらめになり、いつも「達成できなかったらどうしよう」と戦々恐々として生きる、というのは明らかにいきすぎです。2019/04/19
kum
32
引き続き本棚整理中のため、手放す前にざっと再読。2011年発行、その時自分はどんな状況でこの本を買ったのかなと思いを馳せてみる。「気にしすぎ」は百害あって一利なし。前向きだけが全てではなく、テキトー力が大事。感情のエネルギーを無駄づかいしてはいけないと香山さんは言う。10年経つと心持ちも変わる。当時の自分がもし無理して頑張りすぎていたのであれば、10年後の私が気にするなと言ってあげたい。2021/11/05
ユズル
25
数々読んできた香山さんの本の中で、これが一番自分にしっくりきました♪『頑張らなくてもどうせ同じ』『テキトーにやっても最悪の事態にはならないはず』と“運まかせ”の傾向がとても強いとご自身が書いてますが、私もマジ、リスペクトです。自分がその性質なんで(^^;))) ちょいウツぐらいの人には最適な読み物と思います。救われますよ~2016/08/12
葵@晴読雨読
22
【図書館本】香山リカさんだから読みやすい!気楽に生きましょう~という本。2016/04/01