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内容説明
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著者によれば、労働、土地、貨幣を「擬制商品である」と指摘し、これら3要素が資本主義社会のドライヴィング・フォースである市場自由主義の専横に抵抗し、そのユートピア性を浮き彫りにしたことがポラニーの経済学に対する一大貢献である。著者は、ポラニーが残した課題を、「二つの帝国主義」と国際金本位制の歴史的解明によって果たし、ポラニー論の決定版を世に贈る。
目次
第1部 ポラニーの生涯と業績―「世界市民」としての人生と母国ハンガリーへの回帰
第2部 ポラニー「社会経済学」の核心―『大転換』の占める位置と意義(市場経済を支える国際システム―第1部の骨子;市場経済の勃興と拡大―第2部の骨子;市場経済の崩壊―第3部の骨子)
第3部 『大転換』の評価(功績;残された問題)