集英社文庫<br> そうだったのか! 中国

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集英社文庫
そうだったのか! 中国

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2015/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087465457

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内容説明

急速な経済成長で世界に圧倒的な存在感を見せる中国。一方、日本にとっても中国との二国間関係は重要性の度合いを強めている。隣国でありながら、こと現代史については学ぶ機会の少ない日本の私たち。だが、今こそ知るべきではないだろうか。2005年に上海で起こった「反日」運動を検証しつつ、チベット問題、天安門事件、台湾問題、そして経済格差など、複雑な中国現代史を分かり易く解説する。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

82
物心がついた頃から我が家では外国と言えば中国のことであった。父が中国から漆の原液を輸入・精製・販売する卸の仕事をしていた為、国交回復以前も日中友好協会の資格でよく彼の地に出かけていた。従って文化大革命、毛語録、紅衛兵、下放、四人組、天安門事件等は食卓の話題であったが、十代の私には余り興味を引かれる話ではなかった。著者の意図と異なるだろうが、若かりし日の父を思い出しながら読んだ。今は遠く離れて住んでいる関係で一年に数回しか会う機会がない。今度帰ったら久し振りに茅台でも酌み交わしながら中国談義に耽ってみるか。2013/03/11

再び読書

67
中国こそ、自らの歴史を知って温故知新すべきと思われる。中国共産党の指導者は毛沢東をはじめ、人の命を何と思っているのだろうと思う。近代国家にあるまじき虐殺が実行されている。他人を非難する前に自らを糺すべきですね。共産党独裁の終わりを期待せざるを得ない。昔の中国の偉人は生き様を憧れる本当に偉大な人が多かったので、学生の頃は中国に対するあこがれも持っていましたが、石平さんの著書を読んでも現中国はそろそろ終止符を打つ時期では!しかし日本人も歴史を知るべきと反省。2015/05/01

榊原 香織

48
毛沢東の大躍進政策、チベット問題、台湾、天安門、と、いいとこないじゃん。どっと極端に走る国民性? 習近平がまだ国家副主席だった時の。2023/09/16

荒野の狼

42
2007年に出版された同名の書に加筆・修正し、書下ろしの「21世紀の中国の光と影」を追加し2010年に出版された本。中国の近現代史が毛沢東から2010年までをまとめて書かれている。各時代の中国のリーダーの功罪(本書では中国の経済発展などの利点より、失敗に力点がある)が短い章で分けられて簡潔に書かれている。毛沢東や共産主義の基本思想・哲学については記載は少ないので、彼らの実際の政策と基本理念の乖離については本書では学べない。すなわち、社会主義・共産主義思想の評価ではなく、中国の指導者の評価の本。2021/04/18

えっくん

39
★★★★★天安門事件、チベット問題、台湾問題など中国が抱える問題を織り交ぜながら近代史を解りやすくまとめられています。中国の歴史は、民衆への弾圧と殺戮の繰り返しであり、負の遺産とも言える史実を無きものと改竄する中国当局の恐ろしさを感じました。倫理もなくただ自国の利権を拡大するために他国にも勢力を拡大しようとする中国の傲慢さ、強かさは、まるでジャイアンそのものです。経済だけでなく軍事力も拡大路線を突き進む中国は、いったいどこに向かおうとしているのでしょうか。タイトル通り、そうだったのかとよく理解できました。2014/10/28

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