内容説明
映画やテレビの数々の名作を世に送り出してきたベテラン脚本家・石森史郎。その彼が幼少時から少年・青年時代に観て影響を受け、映画業界に入るきっかけともなり、脚本家としての作劇術を学んだ世界の名画についてのオマージュを綴ります。最後となる3巻目は「風と共に去りぬ」や「ローマの休日」といった1950年代に見た作品についてです。
目次
おお、東京だよ!映画だよ!一番最初に観た名作が名画座だった フランス映画『女だけの都』(1935年)
昭和12年(1937)日本での上映保留、昭和24年(1949)封切。 フランス映画『大いなる幻影』(1937年)
詩人ジャン・コクトーの耽美的な大人の童話 フランス映画『美女と野獣』(1946年)
遠くへ旅をしてきたんだねえ。お帰り…名台詞に思わず絶句 イギリス映画『逢びき』(1945年)
初めて聴くチターの調べに乗って、ロマンチック・サスペンス イギリス映画『第三の男』(1949年)
私はいまだかつて、死ぬ程素晴らしい感動のバレエ映画は見たことがない イギリス映画『赤い靴』(1948年)
20世紀初頭を奏でる美しく哀しい永遠の愛の主題歌 アメリカ映画『ライムライト』(1952年)
色彩映画の幕開けとなる超大作が遂に日本に! アメリカ映画『風と共に去りぬ』(1939年)
猛烈、ヘンだよ!何故、アカデミー作品賞に選ばれなかったのでショー! アメリカ映画『静かなる男』(1952年)
『ローマの休日』一本でたちまちスターになった新時代の妖精 アメリカ映画『ローマの休日』(1953年)