内容説明
映画やテレビの数々の名作を世に送り出してきたベテラン脚本家・石森史郎。その彼が幼少時から少年・青年時代に観て影響を受け、映画業界に入るきっかけともなり、脚本家としての作劇術を学んだ世界の名画についてのオマージュを綴ります。1巻目は『望郷』や『モロッコ』『駅馬車』といった1930年代の作品群についてです。
目次
この映画に出逢っていなければいまの人生はない フランス映画『望郷』(1937年)
いままでに観たアメリカ映画のベストワン!! アメリカ映画『トップ・ハット』(1935年)
わが恋の終わらざるがごとく…人々の心に残る世紀の名コピー ドイツ映画『未完成交響楽』(1933年)
戦前の若者たちの永遠の恋人コリンヌ・リシュエール フランス映画『格子なき牢獄』(1938年)
ワルツの調べに乗り心に残る名台詞のオンパレード フランス映画『舞踏会の手帖』(1938年)
ただ一度の恋だもの、青春も一度きり、誰にはばかることなかれ ドイツ映画『会議は踊る』(1931年)
娯楽の真髄はメロドラマ。メロドラマにはキザな台詞がよく似合う アメリカ映画『モロッコ』(1930年)
これってアメリカ西部劇の醍醐味?スピードと民謡と人間模様 アメリカ映画『駅馬車』(1939年)