SCREEN新書<br> シネマでごちそうさま―恋と仕事と、女たち

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SCREEN新書
シネマでごちそうさま―恋と仕事と、女たち

  • 著者名:まつかわゆま
  • 価格 ¥629(本体¥572)
  • 近代映画社(2009/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784764822320
  • NDC分類:778.04

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内容説明

映画の中に登場する食べものや食事のシーンをきっかけとして、そこで描かれる女性の恋と仕事に対するスタンス、ひいてはその女性の生き方を紐解いていきます。シネマアナリストの著者が、アメリカ、ヨーロッパからアジアまでの映画を題材に、時代や地域にとらわれない一人の人間としての女性の生き方を考察する、“食”を通しての女性映画論です。

目次

第1章 恋と仕事と友情と(愛する人に心を込めた料理を食べてもらう喜び!『初恋のきた道』;思わせぶりの美学は東洋の美学?!カーウァイは官能を屋台の麺で描ききる『花様年華』;カーウァイのファンならもちろん、初めての人でもうっとり酔えるラブ・ストーリー『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 ほか)
第2章 家族。面倒くさくも愛しくて(突っ走り人生に疑問を抱いた女性に贈るエコロジカルなラブ・ストーリー『モンタナの風に抱かれて』;美しきことは美味ならず!?男の反乱はディナーに始まる『アメリカン・ビューティー』;結婚をロマンスの墓場にしないために『ストーリー・オブ・ラブ』 ほか)
第3章 ここではないどこかで(知恵の実を手にした少女たち『りんご』;ジャーナリストであるということ。ジャーナリストの妻であるということ。そして自分もジャーナリストであるということ『マイティ・ハート?愛と絆?』;たった一皿の料理が新しい人生のきっかけに『あなたになら言える秘密のこと』 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s

4
美味しそうな映画は大好きで、何を食べてるのか気になって仕方ない。 食べ物ひとつでストーリーを語るぐらい、食べる事は人間にとって大切過ぎる事。チェリーのタルトの食材がシルクロードを通って来た意味を含んでトルコへの敬意を表したり、リンゴは知恵の実として言わずもがな。 民族の遺伝子に食べ物は確実に含まれている。そんな事に気付いて、メッセージを解けばもっと豊かに映画を楽しむ事が出来そう。作者のとても優しく温かな視点での解説も魅力的。 こんな風に物事を捉えられるようになりたいな。 「アンナとロッテ」は是非観てみよう2015/02/23

あるぱか

3
食べ物にまつわる映画の紹介でした。古い年代の映画が多かったのです。映画といえば、日本とアメリカしか見たことはありませんでしたが、中国映画が気になりました。2016/12/11

河童

1
ゆかさん本。美味しそうな食べ物が出てくる映画が好きです、と話したところ貸してくれました。知らない映画も多かったけれど興味深く読みました。2017/08/08

Chirorian

0
この本では、映画の中で食べ物が果たしていた文化的な役割について気付かされます。「食の許容範囲が広いということは、物事を受け入れる許容範囲も広い」 (『あなたになら言える秘密のこと』 より)

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