内容説明
イングリッド・バーグマンの不倫騒動やマリリン・モンローの謎の死、疑惑のまま無罪となった妻殺し事件など、華やかなアメリカ映画界の裏にあるスキャンダルの数々。その60年近くにわたるハリウッドの裏面史を、詳細な調査の基にまとめあげた貴重な一冊。映画ファンのみならず、ショッキングな現実に誰しもが驚かされることでしょう。
目次
1981年?1989年(1981年 アカデミー賞授与式を延期させたレーガン大統領狙撃事件;1982年 栄光とその代償の両方を味わったスティーヴン・スピルバーグ監督;1983年 ハリウッドのモラルも変わり離婚や同棲も当り前に ほか)
1990年?1999年(1990年 離婚・再婚・事故・受賞とトム・クルーズが話題の中心に;1991年 ジュリア・ロバーツとキーファー・サザーランドの突然の破局;1992年 ウディ・アレンと養女とのスキャンダルが発覚し泥沼化 ほか)
2000年?2007年(2000年 アカデミー賞授与式の直前にオスカー像が盗まれてしまった!;2001年 同時多発テロの衝撃911;2002年 アフリカ系スター、アカデミー賞の勝利 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
6
酒とクスリと離婚のオンパレードです。昔も今も変わらないのは不祥事を起こしても生き残る役者は生き残るということですね。2016/05/22
bittersweet symphony
1
(上巻から続く)下巻の中盤以降は渡辺祥子さんの思い入れたっぷりの(誤解を恐れずに言えば女性映画評論家にありがちな)評論的要素の著しく希薄なコラムになります…。「ハリウッドの裏面史を詳細な調査の基にまとめた」本のはずなんですがねぇ。この人が来日したとか韓国映画界とかも本のテーマとどう絡むのか良くわからない、ので上巻のみ読むというのが正解かもしれません。2008/09/20
Gen Kato
1
この巻はリアルタイムでスキャンダルに触れた記憶が多く、「あったあった、こんなこと」と懐かしく読みました。裏面史というより表の面を追った感じですが、楽しく読みました。2014/08/02
ななこ
1
上巻は筈見さん、下巻は奥様の渡辺祥子さんが引き継いで書かれたということで、文体や目線がちょっと違ってるのが面白い。近現代のアメリカ史と映画界での出来事、セレブのゴシップが平行して理解できる本で、面白かった。2011/07/18