内容説明
イングリッド・バーグマンの不倫騒動やマリリン・モンローの謎の死、疑惑のまま無罪となった妻殺し事件など、華やかなアメリカ映画界の裏にあるスキャンダルの数々。その60年近くにわたるハリウッドの裏面史を、詳細な調査の基にまとめあげた貴重な一冊。映画ファンのみならず、ショッキングな現実に誰しもが驚かされることでしょう。
目次
1949年?1959年(1949年 ハリウッドを揺るがしたビッグ・ロマンス;1950年 エリザベス・テーラーの結婚歴の始まり;1951年 フランク・シナトラの“不倫の恋”が大きな話題に ほか)
1960年?1969年(1960年 モンローとモンタンの不倫騒動で幕を開けた60年代;1961年 大作「クレオパトラ」製作中にトラブルが続発;1962年 セックス・シンボル=マリリン・モンロー衝撃の死 ほか)
1970年?1980年(1970年 反戦運動・フェミニズム…政治活動に熱心なスターたち;1971年 “ロマンスの時代の復活”「ある愛の詩」が大ヒット;1972年 20年ぶりにアメリカに戻った喜劇王チャップリン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
3
ハリウッドスターの破天荒なエピソードとともにハリウッドの映画史を知ることができます。2016/05/08
ななこ
2
ハリウッドスターのゴシップを時系列で読めると同時に、映画の歴史もよく分かるお得な本。誤記や明らかな間違い記述などもあったけど、気軽に読めてよかった。下巻も楽しみ。2011/06/30
FK
1
どんなものかと中古で買って読んでみた。結論から言って、この手のゴシップ記事には私は興味が湧かなかった。所詮、映画俳優はその出た作品で評価(あるいは好悪)すべきであり、私生活やその本人の性格などを云々しても仕方がないということだ。1949年から1980年まで。2020/10/17
Gen Kato
1
戦後からのハリウッドスキャンダル史。といっても『ハリウッド・バビロン』的なあくどさはなく、すっきりさらりと語られていて読みやすいです。2014/08/02
bittersweet symphony
0
近代映画社の新書新規参入第一弾のうちのひとつ。大判岩波文庫並みの読みやすい活字並びでした(褒め言葉ではないですが、ターゲットが同じなのかもしれません)。ゴシップ記事的ネタを中心にしたクロニクル形式の戦後ハリウッド史なわけですが、スタートは1949年なぜならバーグマンとロッセリーニのロマンスの年だからというよく分からない理由でございます。色恋と死の話(ときどき政治)が延々と続きます。上巻と下巻前半が筈見さんの抑制の効いた文章、(続く)2008/09/20