内容説明
前作『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』に引き続き登場する「いきなり先生」3人に加え、今回は海外で日本語を教えることになった新たな「いきなり先生」が登場します。著者の経験をベースにしたそれぞれの「いきなり先生」の授業の実況中継を通して、外国人に「日本語を教える」際に直面するさまざまな問題を明らかにしていきます。特に今回は、教科書や教材・教具について具体的な例を挙げてわかりやすく解説しています。前作同様、肩ひじ張らずに読める内容になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miso_katsu
3
日本語教育能力検定試験に役立つかなと思って読んでみたけど、今回は試験に直結するような内容ではなかった。というのも、前回よりも発展的な内容だったから。実際に日本語教育の場に置かれれば、ためになるのかもな。 日本語教育に興味をもつ読者に夢を見させるだけではなくて、リアルなことを伝えようとする姿勢がよかった。2020/10/04
ena
1
荒川先生の本が好きなので手にとった。前作の人たちがつながり、群像劇になっていた。小説としてもおもしろい^^それぞれの登場人物が日本語教育に関わっている姿を見て、さらに親近感と勇気が湧いた。授業のアクティビティの作り方は参考になった。オーストラリアのせいとせんせいの話は興味ある。/さて、内容は前回よりさらにレベルアップして結構難しい。/私はそろそろ日本語教育の分野に戻る予定なのだが、それにあたって気を引き締めることができた。/「与えられた場所で毎日かかさずに105%の準備を行い、65%の学習者を納得させろ」2013/12/16
haruno
0
借りて読んだのだけど、手元に置いておきたくて、前の巻も一緒に購入。2014/04/13
bombo9196
0
前作は初級者に対する指導などが載っていたのに対して、今作は初中級~上級まで幅広く応用できる内容が多く載っていた。具体的な事例だけでなく、留意すべき点などが細かく記載されていたのはとても良かった。もし日本語を教える機会があればこの本をシラバスなどのチェックに使いたい。2013/08/30
keycat0314
0
来年から、いきなり先生を始めることになり、全巻と合わせて慌てて読みました。自分でも上手くいくのか自信がありませんが、先の課題がわかって参考になりました。何度も読み直したい本です。2012/12/26