出版社内容情報
「バスケットボール競技史」に固有の学問性を特定し、日本を対象としたバスケットボール競技史研究の方法論を解説するための一冊 これまで、体育・スポーツ史の学問論や研究方法論は、当該分野の泰斗によって蓄積されてきた。こうした研究成果の「体育」ないし「スポーツ」という文言を「バスケットボール競技」に置き換えれば、ある程度の示唆を得ることが可能になる。しかしながら、さらに立ち入ってバスケットボール競技史に固有の学問性を特定し、その方法論まで視野に収めて展望したものは存在しない。
こうした背景のもと、日本を対象としたバスケットボール競技史研究の方法論を解説するために編まれたのが本書である。ここで提示する「ハウツー」は絶対的なものではないが、本書を踏み台にして、より効果的な研究法を確立すべく議論が活発化する日を待ちたい。
小谷 究[コタニ キワム]
著・文・その他/編集
谷釜 了正[タニガマ リョウショウ]
監修
目次
1 バスケットボール競技史研究の対象と領域
2 テーマ設定
3 先行研究の検討
4 史料探索と収集
5 史料の整理
6 史料批判
7 解釈
8 執筆
付録
著者等紹介
谷釜了正[タニガマリョウショウ]
日本体育大学名誉教授
小谷究[コタニキワム]
流通経済大学・スポーツ健康科学部・スポーツコミュニケーション学科助教。同大学バスケットボール部ヘッドコーチ。日本バスケットボール殿堂事務局
及川佑介[オイカワユウスケ]
東京女子体育大学・体育学部・体育学科准教授。同大学バスケットボール部ヘッドコーチ。日本バスケットボール殿堂殿堂委員
谷釜尋徳[タニガマヒロノリ]
東洋大学・法学部・法律学科教授。同大学バスケットボール部女子部ヘッドコーチ。日本バスケットボール殿堂殿堂委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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