地球環境問題を仏教に問う―温暖化地獄を仏教・密教は救えるか

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784944034505
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C3036

内容説明

環境学者×宗教学者×僧侶が考える。宗教、仏教、そして真言密教は地球環境のために何ができるのだろう。地球環境問題を解決する上で、今後避けて通れない「個人のライフスタイルの変革」。そのためのヒントを、仏教、密教の教義の中に探る。

目次

第1章 環境問題解決の最大の壁、ライフスタイルの変革のために
第2章 地球環境問題、科学技術と宗教(深刻かつ“元に戻れない”変化が、地球環境に起きている;地球の平均気温上昇を2℃以下に抑制するために ほか)
第3章 真言密教の特殊性と「物心一如」(弘法大師と高野山;寺院と世俗の暮らしが混在する山 ほか)
第4章 ライフスタイルとしての「戒」の復活と、宗教パネル(戒律を見直す;罪の意識、そして欲望と向き合う ほか)
第5章 考察 地球環境問題と宗教の関係を、再び考える(真言密教といのちのつながり(松長有慶)
「草木国土悉皆成仏」の思想を考える(竹村牧男) ほか)

著者等紹介

山本良一[ヤマモトリョウイチ]
東京大学名誉教授/東京都市大学環境学部教授/国際基督教大学客員教授。1946年茨城県生まれ。1969年東京大学工学部冶金学科卒、工学博士。1988年から東京大学先端科学技術センター教授。1992年に東京大学生産技術研究所教授。2001年、東京大学国際・産学共同研究センターのセンター長に就任。2011年より東京都市大学環境情報学部(現・環境学部)教授。専門は材料科学、持続可能製品開発論、エコデザイン学。エコマテリアル・フォーラム名誉会長、LCA日本フォーラム会長、国際グリーン購入ネットワーク名誉会長、エコプロダクツ展示会実行委員長、消費者庁「倫理的消費」調査研究会座長、北京大学、清華大学など中国の31の客員教授を歴任している

竹村牧男[タケムラマキオ]
東洋大学学長/筑波大学名誉教授。1948年東京都生まれ。博士(文学)。東京大学文学部助手、文化庁文化部宗務課専門職員、三重大学人文学部助教授を経て、1988年より筑波大学助教授(哲学・思想学系)、1992年より同・教授。2002年より東洋大学文学部教授、2015年より文学研究科教授。この間、文学研究科仏教学専攻主任、学術研究推進センター・副センター長、共生思想研究センター・センター長、「エコ・フィロソフィ」学際研究イニシアティブ・代表等を務める。2007年より文学部長、2009年より学長に就任し、現在に至る

松長有慶[マツナガユウケイ]
高野山金剛峯寺第412世座主・大僧正/高野山大学名誉教授。1929年和歌山県生まれ。高野山大学文学部密教学科卒業。東北大学大学院文学研究科インド学仏教史学専攻博士課程修了。文学博士。高野山大学教授、同学長、密教文化研究所所長、大本山寶壽院門主、専修学院院長、高野山真言宗管長、総本山金剛峯寺第412世座主を歴任。2008年瑞宝中授章叙勲。2015年和歌山県文化賞授章。2010年1月には、全日本仏教会の会長としてスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムに招聘され、世界の政財界の有識者に日本仏教の特色について発信して注目を浴び、同じく2010年1月に真言宗の総大本山会から推され真言宗長者として真言密教の最高儀礼である後七日御修法の大阿闍梨を務めた。現在、高野山大学名誉教授、密教文化研究所顧問、密教図像学会顧問、高野山保陀洛院住職、前官、碩学、主教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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