内容説明
『三太郎の日記』の著者阿部次郎とその家族の赤裸々な姿を、娘、姉そして妹の眼を通して見事に描ききった渾身の書。ここには真実の「愛」の力がしるされている。
目次
輪廻転生
千枝子誕生
幼い死
恵晃善童子
おとうと
チーコとケーゴ
徒歩旅行
青春の京都
学徒出陣
甲幹不適、乙幹不適〔ほか〕
著者等紹介
大平千枝子[オオヒラチエコ]
1920年東京中野に生まれる。1942年東北帝国大学法文学部卒業。1961年「父 阿部次郎 愛と死」で第10回日本エッセイストクラブ賞受賞。学校法人神田女学園理事、宮城県社会教育委員、仙台市教育委員等歴任。各地の公民館で日本文学を講じて今日に至る
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