内容説明
第一部では、工作人としての人間を特徴付ける「技術」への反省的な眼差しを提供する。第二部では、社会的な動物としての人間の営みを基礎付ける知が提示される。第三部では、自然科学をテオリアとして捉えた際の知の方法論が明らかにされる。第四部では、真偽が明らかになるとともに、認識の進展が見られる科学とは違う「文化」のあり方について考察される。
目次
第1部 技術の地平(情報化時代の読み書きのエチカ;メディア・リテラシー ほか)
第2部 共生のストラテジー(「家族」の相対化と再構築;「通」の経済 ほか)
第3部 サイエンス・リテラシー(生き物の生と死のストラテジー;景観のコスモロジー ほか)
第4部 文化の作法(声のリテラシー;「メディア・リテラシー」批判―映画と言語 ほか)
著者等紹介
栗原隆[クリハラタカシ]
新潟大学人文学部教授。1951年11月新潟県生まれ。東北大学大学院文学研究科(博士前期)修了、神戸大学大学院文化学研究科(博士)修了。学術博士
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