内容説明
国語辞典はどのように作られているか。辞書は文化史の記録と考える著者が編集実務と理論の両面から平易に説いた辞書論集。
目次
序 日本語辞書学への道程
第1章 日本語辞書学総論(日本語辞書学の目指すもの;日本語の特性と辞書編集上の問題点;文化史の記録としての辞書)
第2章 日本語辞書学各論(近代国語辞典の誕生と展開;国語辞典の編集;辞書における規範と慣用;辞書における規範と慣用 続考;辞書における規範と慣用 続々考;辞書の記述の規範性;語彙選定の方針と方法)
第3章 外国人による日本語研究―幕末編(S.R.ブラウン『会話日本語』の日本語;ブラウン『会話日本語』の待遇表現;メドハースト『英和・和英語彙』の日本語)
著者等紹介
倉島節尚[クラシマトキヒサ]
1935年長野県生まれ。1959年東京大学文学部国語国文学科卒業、三省堂に入社。辞書編集者として長く国語辞典の編集に携わる。『大辞林(初版)』編集長、出版局長、常務取締役を務め、1990年大正大学文学部教授。2008年同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。