内容説明
女性週刊誌をテキストとして「戦争報道」を読み解く。女性週刊誌は、アメリカの戦争をいかに伝えたか。読者はどのような情報を欲したのか。『女性自身』に掲載されたアメリカの戦争に関する記事を網羅的に収録し、資料的価値を高める。
目次
1 ベトナム戦争―二重胎児分離手術まで(昭和40~51年・昭和61~63年)
2 湾岸戦争(平成2~12年)
3 イラク戦争(平成15~17年)
補足 アフガン攻撃時のイスラム女性に関する報道(平成13年~14年)
『女性自身』の戦争関連記事に対する一考察
著者等紹介
藤原聖子[フジワラサトコ]
東京大学文学部卒業。シカゴ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。大正大学文学部教授
松田優[マツダユウ]
大正大学文学部国際文化学科卒業。コナミスポーツクラブ勤務
寺坂有美[テラサカユミ]
玉川大学文学部卒業。大正大学大学院文学研究科比較文化専攻博士課程修了。博士(文学)(2003年取得)。大正大学・武蔵野大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2024/02/18
Haruka Fukuhara
3
今のトランプ報道の過熱を見ると前代未聞のように感じてしまうが、過去を振り返るとベトナム戦争の時などもっとヒステリックな状況だったようだと思った。女性誌ということであえてヒステリックにしているのかもしれないが、ベトコンを礼賛してみたり随分と大胆で驚いた。ベトコンに合流しようとする人々を特集したりしていて、近頃もISに参加しようとした人もいたけれど、今と昔では随分と扱いが違って、たしかに「右傾化」しているのかもしれないと思った。2017/02/09