内容説明
主人公のコオロギ少年が仲間と一緒にさまざまな場所を旅する物語。行くさきざきで、多くの苦難と危険を数限りなく経験し、しかし、困難にあうたびに、同じ目的や強い意思、将来への同じ願いを持った多くの仲間と、強く結ばれていく。ベトナムの少年少女に愛され続けているトー・ホアイの代表作。
著者等紹介
トー・ホアイ[トーホアイ][T^o Ho`ai]
1920年9月27日、ハノイに生まれる。ベトナムを代表する作家の一人。1957年ベトナム作家協会創立メンバー。1945年から今日までに、ビエトバック救国新聞主席、ベトナム作家協会総書記、ハノイ文芸協会主席を歴任。文学芸術のホーチミン賞を受賞。小説集『西北地方物語』(1954・56年ベトナム文芸協会小説部門最高賞受賞)はじめ、長・短編小説や回想録など、これまで200近い作品を書いている
岡田真紀[オカダマキ]
1952年生まれ。東京芸術大学大学院修了。79~80年アトランタ大学大学院等にて文化人類学を学ぶ。著書に『黒人の家族と暮らす』(第1回朝日ジャーナルノンフィクション大賞優秀賞、草思社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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