目次
第1部 サークル運動論(『われらの詩』における詩作品―その詩学と政治学;『われらの詩』から『われらのうた』へ―被爆地広島のサークル詩誌の軌跡;動物たちの原爆文学―『原爆詩集』試論;四國五郎と辻詩―シベリア収容所の民主運動と被爆地広島のサークル運動;『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ―東アジア冷戦の狭間から)
第2部 復興批判論(朝鮮戦争と民衆の自画像―山代巴「或るとむらい」論;「声」を拾い集め、編み直す―被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』;カタストロフィと日常の交差―田中清子の手記(『原爆の子』)を読む
復興する街を書き直す―大田洋子『夕凪の街と人と』論)
著者等紹介
川口隆行[カワグチタカユキ]
1971年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。大葉大学(台湾)講師、東海大学(台湾)助理教授、広島大学大学院教育学研究科准教授を経て、2020年より広島大学大学院人間社会科学研究科教授。専攻は日本近現代文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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