内容説明
新型コロナが世界に拡大していく一方で、中国は漢方薬投与で重症化を防いでいた!常に感染症に挑戦してきた中医学は、新型コロナをどのようにして封じ込めたのか。日本中医学界の第一人者が感染予防から変異株対策まで述べた。ウィズコロナ時代の処方箋!
目次
第1章 検証、なぜ武漢はコロナを制圧できたのか
第2章 感染症への中医学的アプローチ
第3章 新型コロナウイルスに効く漢方薬
第4章 感染症とパンデミックの歴史
第5章 中医学の歴史は、感染症との闘いの歴史
第6章 中医治療の基本戦略は免疫力の強化
第7章 ウィズコロナ時代に効く漢方薬
終章 変異株に対して中医学ができること
著者等紹介
平馬直樹[ヒラマナオキ]
昭和27年、神奈川県生まれ。東京医科大学卒業。医学博士。日本中医薬学会会長、平馬医院院長。昭和53年~平成2年、北里研究所付属東洋医学総合研究所勤務。昭和62~平成元年、中国中医研究院(現中国中医科学院)広安門病院に留学。平成2年より牧田総合病院牧田中医クリニック診療部長。平成8年平馬医院副院長、平成19年より院長。平成17~30年、日本医科大学東洋医学科講師兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
31
新型コロナに負けない身体を作るための漢方について解説された一冊。2019年12月に中国の武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症、武漢では2020年3月くらいには早くも鎮静化が始まったが、鎮静化した要因としてロックダウンと中医学(漢方薬を使った中国医学)の採用があったということで、そこで治療の為に使われた漢方薬の概要が解説される。そのほか家庭で使える(新型コロナ予防や後遺症緩和に使える)漢方薬の紹介もあり、非常に勉強になった。2021/10/30
Asakura Arata
4
私の漢方中医学の師匠が書いた本。とても読みやすくわかりやすく書いてある。陪診させてただいた時の、優しい語り口を思い出した。私も補中益気湯と当帰芍薬散飲んでみよう。2021/12/05